きらめくストア スタッフのタツです!
余市町といえば、北海道でも有数の果樹栽培の地で、果物狩りなどで訪れた方も多いのではないでしょうか。
今回は、余市町産をはじめとした良質な果物を1年通して楽しめるよう、果物の美味しい味と豊潤な香りをまるごと閉じ込めた極上フルーツリキュールを作る、余市リキュールファクトリーの寺尾代表に詳しくお話を伺いました。
<今回お話を伺った人>
寺尾代表
南部杜氏の資格を持つお酒のプロ。
数々の経験や知識により最高のフルーツリキュールを作る。
<きらめくストア スタッフ>
タツ
余市でのぶどう狩りは毎年の恒例行事で様々な品種を楽しむ。
ぶどうをこよなく愛する男。
リサ
お酒は弱いが、このフルーツリキュールは何杯でも飲める。
ポートランドのリキュールに感動。
本日は余市リキュールファクトリーさんのフルーツリキュールの美味しさの秘訣について詳しくお話をお伺いしたいと思います。
よろしくお願いします。
色鮮やかなリキュールが並んでいて、とても素敵な店内ですね。
これまで何種類のフルーツリキュールを作られてきたのですか?
ありがとうございます。
これまでおよそ80種類近くのフルーツリキュールを作ってきました。
それぞれのフルーツリキュールには、果物の品種だけでなく、果物が栽培された農園の名前も入っていますね。
私はリキュールトレーサビリティ※を重要視しています。
例えば、白ぶどうリキュールといっても、ナイヤガラだったりポートランドだったりと品種が違うのはもちろんですが、同じナイヤガラでも、生産される農家さんによってその味は微妙に変わります。
その微妙な味の違いを捉えて、それぞれに適したリキュールを作り、農家さんこだわりの果実の味の違いをお客さまに楽しんでいただくことが私の喜びです。
※製造から販売までの過程を追跡することを指しており、原材料の品質や安全性を保証する取組み。
トレーサビリティは味の違いを楽しめることに加えて、消費者としてはとても安心できる取組みだと思います。
こちらはフルーツリキュールを実際に作られているところですね!
1日でどのくらいのフルーツリキュールを作られるのですか?
だいたい100本~200本程度です。
フルーツリキュールは果実の種類や原料の入荷形態にもよりますが、主に搾汁、濾過、味の調整、攪拌、瓶詰め、殺菌などの工程を経て作られます。
搾汁は短時間で一気に出来るものではなく、じっくりと搾り出さないといけないため、時間も体力も必要ですし、味の調整はちょっとしたさじ加減で印象がガラリと変化してしまうため、とても神経を使います。
それぞれの工程においても、個々の果物に合わせた最適な加工を行っているわけですね。
まさに職人技ですね!
ありがとうございます。
先ほど同じ品種でも農家さんによって味が違うと話しましたが、同じ農家さんでも、その年の気候などの条件で味が微妙に変わりますので、その微妙な違いを捉えて加工することで、常に美味しいリキュールとなるよう調整しています。
職人技を超えて神技ですね・・・すごい・・・・
せっかくですから、フルーツリキュールを試飲してみてください。
まずは一番人気とも言えるナイヤガラをどうぞ。
鮮やかで透き通った色がとても綺麗です。
香りが素晴らしく、味はナイヤガラのみずみずしい甘みがそのまま感じられて、とても美味しいです。
次は同じ白ぶどうのポートランドですね。
ナイヤガラと比較して、少し酸味が感じられ、とてもバランスの取れた味で、白ぶどうの味がより濃くわかるような気がします。
私はこれがお気に入りです!
続いてはりんごのトキのリキュールです。
優しい甘みに加えてほのかな酸味が感じられ、とても美味しいです!
さらにトキの持つ爽やかな香りがそのままリキュールに閉じ込められているようです!
トキは同じりんごのふじ、北斗と比較しても、甘さと優しい酸味のバランスに優れているため、ナイヤガラに次ぐ人気を誇るリキュールです。
この他にも、白ぶどうとは違う、濃厚な香りと甘みを楽しめるバッファロー(黒ぶどう)のリキュール、ジューシーな甘みと香り高さを楽しめるあかつき(桃)のリキュール等、もう全部飲みたいほど魅力あふれるリキュールでいっぱいですね!
ありがとうございます。
私は余市町出身のため、幼少期から余市町近郊の果物を当たり前のように食べていましたが、地元を離れた際に「美味しい果物を食べていたんだな」と地元の果物の価値を再認識しました。
余市町民として地元の果物の素晴らしさを伝えていきたいですし、いつかフルーツリキュールが余市町民として誇れるものになれば嬉しいです。
本日は余市リキュールファクトリーさんのフルーツリキュールの魅力をたくさん知ることが出来ました。
寺尾代表、ありがとうございました!
余市町産をはじめとした良質な果物の色合い、香り、味をそのまま閉じ込めた絶品フルーツリキュール。
ぜひみなさまも感動体験をしてください!