きらめくストアスタッフのマサです!
今回は北海道の北の方にあります北緯45度のまち幌延町に来ました!
幌延町の町ならではの希少な「ミズナラ」の木で作った樽で熟成した、香り高い絶品の日本酒のご紹介です!
ミズナラ木樽熟成純米大吟醸酒の魅力を最大限にお届けするため、前編と後編に分けてご紹介いたします!
本商品は幌延町と田中酒造(小樽)のコラボ商品となりますが、企画のコーディネーターとしてご活躍されておりました、幌延町産業建設課の角山課長と幌延町の町づくり会社株式会社幌延町トナカイ観光牧場の貞廣さんにお話をお伺いしました。
<今回お話を伺った人>
角山課長
幌延町の特産品創出に奔走。
貞廣さん
幌延町の魅力を発信するために奔走。
<きらめくストア スタッフ>
マサ
北海道中の魅力的な商品のご紹介に奔走。
角山課長、貞廣さん、本日はよろしくお願いします。
ミズナラ木樽熟成純米大吟醸酒の製造に至った経緯を教えてください。
幌延町は酪農が盛んな町で年間約3万トンの生乳を生産し、地元の工場でバターなどの乳製品に加工され、全国へ出荷されていますが、地域ブランド品として売り出している状況にはないので、より幌延町のPRにつながる地域の特色や資源を前面に出した商品を新たに創ることができないかを地元の町づくり会社と役場が一緒になり考えることから始まりました。
アイデアとしては、町の全体の6割程度が山森である特色を踏まえ、香り高いミズナラの木を使った商品を製造することをベースに検討をスタートしました。
商品開発に向け色々と調べている中、ミズナラ木樽で酒類を熟成することにより、ミズナラの深みある独特の風味が付与されることを知り、2018年頃からミズナラ木樽熟成のワイン、純米酒、米焼酎、梅酒等の商品化を進め、昨年度、さらにワンランク上の高付加価値商品「ミズナラ木樽熟成純米大吟醸酒」を開発し、令和6年3月にリリースしました。
ミズナラの木はどう仕入れているんでしょうか?
ミズナラの木は幌延町内にあり、包括連携協定を結んでいる北海道大学天塩研究林から研究林に自生する木を購入しております。
ミズナラの木は「どんぐりがなる木」として有名ですが、実は樽にできる木は40㎝以上の「太さ」が必要な他、「ねじれ」や「曲がり」がないものでなくてはならないのでごく僅かで大変貴重です。
長い年月をかけて育っても、まっすぐ生育していないものや、途中に節があるものは樽材加工には不向きです。
今日の取材で8本程度くらい樹齢300年を超えていると推定されるミズナラの木をご覧いただきましたが、研究林の職員さんの見立てだと樽材になり得そうなのは1~2本くらいだそうです。
本当に希少ですね…。
そんな希少な幌延町産ミズナラ樽を使って、今回、田中酒造さんの看板ブランド商品「宝川」の長期熟成(3年)純米大吟醸酒を「追熟」しました。
濃厚かつ繊細な米の旨味とナラの風味が織りなす複雑な味わいと香りを存分に楽しむことができる逸品に仕上がっています。
角山課長、貞廣さん貴重なお話ありがとうございました!
次回は、本コラムの後編として、田中酒造にお邪魔し、ミズナラ木樽を使って日本酒ができるまでをご紹介致します!お楽しみに!
本日取材しました、大変貴重なミズナラ木樽熟成純米大吟醸酒 宝川2020の商品ページは下のリンクからご覧いただけます。
自分用にも贈り物としても最適な逸品をぜひお楽しみください!