
本日はそばの作付面積や生産量で何度も日本一となっている日本屈指のそば処、幌加内町に来ています。
幌加内町で半世紀以上もそばを作られてきたそばの坂本の坂本さんとそばの新たな魅力の発信に取り組むトヅキ合同会社の石川さんにお話をお伺いしました。
※本記事は2024年8月頃取材させていただきました
<今回お話を伺った人>

坂本さん
幌加内町で半世紀以上そば作りに向き合い、素人そば打ち段位6段のそばうち名人でもある。

石川さん
坂本さんに続き、幌加内そばの様々な魅力を発信し、幌加内そばの未来を創ろうとしている。
<きらめくストア スタッフ>

タツ
幌加内町の「夏の雪」であるそば畑の圧倒的な情景に鳥肌が立った。

サユリ
花より団子派。そばの風味を感じたいため、最初の一口はそのまま食べると決めている。

本日は旭川市から幌加内町に来ましたが、幌加内町のそば畑の景色は圧巻ですね!
緑の山々に囲まれた中に雪原が現れたようでした。

幌加内町はこの時期白いそばの花が満開となるため、“1年に2度雪が降る”とも言われます。

素敵ですね!なかなか見られない景色に感動しました。
幌加内町のそばにはどういった特徴があるのでしょうか。


幌加内町のそばは、種まきの時期、収穫の時期、収穫時のそばの実の状況の確認、これらが徹底されているところにあります。
例えば、そばの実は成長とともに黒くなりますが、そばの実の黒化率によって品質は全然違います。
また、収穫時のそばの実の乾き具合も大きくそばの品質に影響します。

ものすごく収穫に神経を使っているのですね・・・。
そばの坂本のそばは本当にどれも美味しそうですが、中でも「ねむり雪そば」というものにすごく興味があります!



幌加内町は3m以上の積雪を記録するほどの豪雪地帯ですが、「雪を敵にするのではなく味方にしよう」と考えて作ったのがねむり雪そばです。
11月末から5月末までの半年間、豪雪の下にねむらせると、たくさん積もった雪と地熱の中で温められ、そばのうまみがグンと増すのです。

私もいただきましたが、鼻から抜けるそばの香りが心地よく、とても贅沢な気分になりました。
本当に美味しいそばでした!


石川さんは、そばの新たな魅力を発信するために、様々な取組みをされてますね。
そばの甘皮茶はどういった思いで作られたのですか。

そばを麺として食べるだけでなく、様々な魅力を知ってもらいたいと思っています。
そばの甘皮茶は、韃靼そば茶のようにそばの風味が濃いものではなく、香りや味に奥行きがあり、ハーブティーのような優しい味と香り高いお茶です。

たしかにすごく心が落ち着くような優しい味と香りですね。
寝る前に飲むのも良いかもしれませんね。

ありがとうございます。
ノンカフェインなので寝る前もそうですし、心安らぐひとときを過ごしてほしいです。
そばをこれまであまり食べてこられなかった方にもこの商品が届けば、とても嬉しく思います。


私はそば蜂蜜入り生キャラメルの美味しさにも感動しました!
そば蜂蜜が入っているので、普通の生キャラメルとは違い、甘さの中にもほのかなそばの香りのようなものが感じられ、甘皮茶と合わせて、とても贅沢な時間を過ごすことが出来ました。


坂本さんは幌加内高校でそば打ちの講師をしているとお伺いしていますし、石川さんもそばにまつわる様々なプロジェクトを立ち上げています。
今後どのように幌加内そばと関わっていきたいですか。

様々なプロジェクトを立ち上げているのも、全ては「幌加内を元気にしたい」という思いからです。
同じ思いの方をどんどん増やして、町が一体となって幌加内町を元気にし、その取り組みを発信していきたいと思います。

今回のように地域の取り組みに目を向けてくれるのはとても嬉しいことです。
地元のそば祭りなど歴史的文化を大切にしていくとともに、石川さんと一緒に幌加内そばの未来を創っていきたいと思います。

坂本さん、石川さん、本日はありがとうございました!
