
道北きらめき発掘大使のナナミです。今回は北海道増毛町の株式会社丸万水産さんにお邪魔しています。こちらでは、地元と近郊漁協で水揚げされたエビのみを使ったこだわりの『一夜漬け』と『エビわさ』を製造されています!

<今回お話を伺った人>

藤田社長
増毛町出身。毎朝、自ら魚の買い付けを行う。前職はシステムエンジニア。
<きらめくストア スタッフ>

ナナミ
『一夜漬け』と『エビわさ』をご飯のお供にしたところ、3杯もご飯をおかわりしてしまった。

本日はよろしくお願いします。早速ですが、エビの一夜漬けとエビわさはどのように誕生したのでしょうか?

当社はもともと鮮魚の卸売とアメリカ産ニシンの加工品製造を中心に事業を営んでいましたが、もっと増毛町に貢献していきたいとの思いから、地元水産物の取扱いを中心とした事業転換をしました。


そんな時に居酒屋を営む知人から、「お酒のアテになるような商品を作ってほしい」と相談されたんです。増毛町といえば、カントリーサインにも描かれるほどエビが有名な町ですから、エビをふんだんに使った商品を作りたく、『一夜漬け』と『エビわさ』にたどり着きました。


たしかに、ねっとりと濃厚なエビの風味はお酒との相性も抜群ですね!商品開発にあたり印象に残っているエピソードはありますか?。

実は、開発当初の名前は『甘エビの“塩辛”』でした。商品が完成し、いよいよ売り出そうとした頃、増毛町長から直々に「増毛町は減塩対策に注力しているので、“塩辛”ではなく“一夜漬け”に名前を変えてはどうか」と言われてしまい…。慌ててパッケージを作り直しました。(笑)

まさか町長が命名されていたとは!

今でも町長に会うと話題に上がりますが、良い笑い話になっています。


味わいへのこだわりを教えてください!

味付けをしなくても十分美味しいエビですから、エビ本来の旨味を邪魔しないよう、使う調味料の配合にこだわりました。エビわさには茎わさびを、一夜漬けには唐辛子を使っていますが、エビの甘味で辛さがマイルドになり、辛すぎず食べやすい味わいに仕上げました。ボタンエビと甘エビそれぞれの味や食感の違いを楽しんでもらいたいですね。


ほかにもこだわりはありますか?

エビは直接買い付けているので、新鮮さには自信があります!地元漁協の増毛や留萌、近郊漁協の羽幌で水揚げされたものだけを使っています。


これが加工前の生エビです。よければ殻剥き作業を体験してみませんか?

ぜひ、挑戦させてください!うーん、ボタンエビの殻ってこんなに堅いんですね…。身を傷つけないように剥くのがとても難しいです!

エビは通年で仕入れていますが、加工作業は冬場の3ヶ月間ほどで行います。エビの身は繊細ですから、1尾ずつ手作業で殻を剥いているんですよ。


すべて手作業とは驚きです!製造時に工夫されていることはありますか?

エビは殻を剝きやすくするために一度冷凍させるのですが、生エビの段階で頭と身を分けています。頭にはエビ味噌が入っていますから、そのまま冷凍してしまうと味噌の色が身に移り、見栄えが悪くなってしまうんです。


また、水分を極力取り除いてから加工や味付けを行います。身が締まって食感が良くなりますし、品質も保ちやすくなります。安心・安全な美味しさをお届けするために手間は惜しみません。


おすすめの食べ方はありますか?

お酒のアテとしてはもちろん、温かいご飯にもよく合うので、大人から子供までご家族皆さんで楽しんでもらいたいですね。手巻き寿司の具材にしても美味しいですよ。

私もご飯のお供としていただきましたが、エビの旨味と程よい辛味で箸が進み、ついついおかわりしてしまいました!手巻き寿司もぜひ試してみたいと思います!


この商品をきっかけに、地元のボタンエビと甘エビの美味しさを多くの方へ知ってもらいたいですし、増毛町の地域全体を盛り上げていけたら嬉しいです!

本日はありがとうございました!