
今回は、小清水町にあるオホーツク今井ファームさんを訪問し「おひさまもち麦」について取材してきました!
<今回お話を伺った人>

今井さん
3人のお転婆娘に翻弄されるパパ。
愛猫の名前はこむぎ、愛犬はパン。麦づくし。
<きらめくストア スタッフ>

レイコ
今井さん一家が優しすぎて、4人目の娘になりたい。


今日はよろしくお願いします!早速質問なのですが、もち麦とはどういった食材なのでしょうか?

もち麦は大麦の一種です。名前の通りもちっとした食感が特徴で、食物繊維が豊富に含まれている食品です。様々な品種がありますが、うちは「キラリモチ」という品種を栽培しています。

最近コンビニなどでも、もち麦の入ったおにぎりなどを見かけることが多いですよね。そんなもち麦の中でも「おひさまもち麦」はどういった特徴があるのですか?

うちのもち麦の一番の特徴は、天日干しで乾燥させていることです!もち麦は機械で乾燥させることが多いのですが、あえて手間ひまをかけて天日干しをしています。

商品の名前に「おひさま」と付いているのは天日干しをしているからなのですね。


その通りです。天日干しをすることで、ゆっくりと乾燥するため甘みが増して旨味がぎゅっと詰まったもち麦になります。しかもそれだけではなく、収穫時には青かった実も天日干しをすることにより成熟するので、歩留まりもよくなるんです。
(※歩留まり:収穫したもち麦のうち、出荷できるもち麦の割合 )

天日干しは、もち麦がより美味しくさせるだけではなく、農家さんにもいい影響を与えるとは、、、

ただ、天日干しは苦労も多いです。もち麦は春に播いて、8月頃に収穫した後、天日干しをするのですが暑さと天気との戦いになります。








北海道とは言え30度を超す気温の中での作業は大変そうですね、、、!

雨が降るとダメになってしまうので、天日干しをしている期間は30分に一回ぐらいの頻度で天気予報を確認しています笑


干されているもち麦を見ていて思ったのですが、売られているおひさまもち麦はこれよりも白くて小さいように見えますね。


脱穀直後のもち麦は表面にゴミが付いているので、磨く作業を行います。どれくらい磨くかは生産者さんによって違うのですが、おひさまもち麦は表面の3割を磨いています。


もち麦って脱穀後に磨いているのですね!全く知らなかったです。
でも3割も磨いてしまうのは、もったいないような気がしてしまうのですが、、、

確かに出荷できる量が減ってしまうのですが、たくさん磨くことによってもち麦特有の麦臭さが抑えられるだけではなく、白くなります。そうすることで白米と混ぜて炊いても、違和感なく食べてもらえるようにしているんです。
また、もち麦は粒全体に栄養があるため、表面を削っても栄養が損なわれることはありません!


おひさまもち麦の食べやすさはそうした工夫からできているのですね。
今日はおひさまもち麦に込められた、たくさんのこだわりを教えていただいてありがとうございました!