
室蘭(西いぶり)きらめき発掘大使のミウラです!
今回は、私の勤務する室蘭市のお肉屋さんハイミートたなかさんをご紹介します!
ハイミートたなかさんは、室蘭市で約50年にわたって愛され続ける地域密着型のお肉屋さんで、お肉の販売にとどまらず、高齢者のために生鮮野菜も取り扱って北海道に先進的な取り組み事例に取り上げられたり、未来ある若者のために大学で豚肉の解体イベントを開催されたりと、室蘭を盛り上げるため、まさに最前線できらめいている会社さんのひとつです。




<今回お話を伺った人>

田中社長
超絶技巧の解体技術をお持ちで、めちゃくちゃお肉に詳しい。
白鳥台と八丁平を中心に室蘭全体を盛り上げるため毎日奮闘している。
<きらめくストア スタッフ>

ミウラ
お肉大好きアラフォー。
人生も後半戦目前となり、焼肉はカルビ派からサガリ派へ。新しい味覚・体験に目が無い。

本日は大変お忙しい中、お時間をいただきましてありがとうございます!
我が室蘭支社でも根強い人気のある手羽先餃子はもちろんのこと、室蘭ジンギスカン・トンギスカンも食べ応えがあり、とっても美味しかったです!

ありがとうございます。

ハイミートたなかさんは、地域密着型の活動を重点的にされているイメージですが、お店の歴史や想いについて伺ってもいいですか?

元々は室蘭の北西側にある白鳥台という地域のスーパーで先代から続くお肉屋さんを営んでいました。2020年には八丁平にも直営店を構えさせていただき、ずっと地域の皆さんに支えていただいてきたので何か恩返しができないか?という視点で色々企画をさせてもらっています。

八丁平の直営店では、高齢者のために生鮮野菜の取り扱いを始めて「北海道に先進的な取り組み事例」に取り上げられたと聞きました。

はい、八丁平の中心となっているスーパーさんで火事があり、近隣の方たちが新鮮な野菜を手に入れられなくなってしまったんです。そこで少しでもお役に立てればと思い、野菜の取り扱いを始めたんです。


先日は子供たち向けに豚肉の解体イベントを開催されたようですね。

はい、食育をテーマに幼稚園から小学生の親子を対象とし、枝と呼ばれる豚の半身からモモ、バラ、ロースなどを切り分ける様子を見学してもらい、みんなで焼肉にして試食を行いました。とくにこのバラとロースを切り分けるのは本当に難しい技術が必要で、とくにこの部分にこう沿って包丁を……。


私たちも大好きな手羽先餃子についておうかがいしたいのですが、このあまりに美味しい逸品はどのように開発されたのですか?

手羽先餃子は先代が開発した商品なんです。開店直後から餃子の具を販売していたのですが、ある日どこかで手羽先餃子を見つけて「うちでもできるな!」と考え、すぐに開発したようです。


たまにちょっとローカルな居酒屋さんで見かけますが、意外と簡単に作れたりするのでしょうか?

実は手羽先餃子を作るには高い技術がいるんです。まず下処理として骨と肉を切り離すために包丁を入れるのですが、慣れていない人がやるとどうしても骨が肉についたままになってしまうんです。それを綺麗に丁寧にそして素早くやるというのがとても難しいポイントなんです。


まさに超絶技巧ですね!
ところで手羽先は多少サイズにバラつきがあると思うのですが、何か工夫をされているのでしょうか?

いい質問ですね!骨を取り除いた手羽先に餃子の具を入れるさいに餃子の具で大きさを調整しています。なので食感がひとつずつ違って食べ飽きることはありません。具の中には北海道産の新鮮なタマネギ、キャベツ、ニラ、ショウガがたっぷり入っていますが、焼き上げるまで一度も冷凍しないのでシャキシャキ感が続くんですよ。




室蘭トンギスカン・ジンギスカンについてもお伺いできますか。先日試食したところ大変柔らかく、またタマネギの風味がとてもお肉にマッチしていて美味しかったです!
野菜と一緒に焼いても美味しかったのですが、そのまま焼いてご飯に乗せて食べたら箸が止まりませんでした!


ありがとうございます。元々ジンギスカンは先代が開発した商品でした。ただ、秘伝の特製タレの製造工程が本当に大変で面倒くさがってあまり作っておらず、知る人ぞ知る幻の商品と化していました。
たまたま、とあるタイミングで室蘭のブランドマークが使えることになり、室蘭をもっとPRする商品をつくろう!となったときに、室蘭をもっと盛り上げたいと思い、この室蘭トンギスカン・ジンギスカンを室蘭焼鳥、室蘭カレーらーめんに続く第3の名物として推していこうと考えたんです。


だからパッケージのほとんどが室蘭に関わるデザインになっているんですね!
室蘭トンギスカン・ジンギスカンのこだわりポイントについても教えていただけますか。

まずタレは北海道の北見産のタマネギをたっぷり使っています。タレの7割はタマネギです。
そして豚肉はこれも北海道産で最上級ランクのお肉だけを使っています。ラム肉はもっとも美味しいといわれる有名なサフォーク種を少し厚めにスライスしています。また、これらのお肉はしっかりと味が染みるように1枚1枚分けて袋に入れています。


厚切りと聞くと少し噛み切りづらい印象があるのですが、まったく気にならなかったです。

秘伝の特製タレに漬けることとっても柔らかくなるので厚みが出せるんです。肉屋がつくるジンギスカンならではの食感をぜひ味わってほしいですね!

最後に手羽先餃子と室蘭トンギスカン・ジンギスカンに使われている急速冷凍処理について教えてもらえますか?

はい、私たちは冷凍処理をするさいに、液体凍結機「凍眠(とうみん)」を使っています。手羽先餃子は焼き立て、室蘭トンギスカン・ジンギスカンは作り立てを真空パックにし、そのまま-30℃の液体アルコールに漬けて急速凍結していきます。
急速冷凍の特徴はお肉の細胞を壊さないこと。つまり、解凍しても限りなく凍結直後のフレッシュな状態に戻すことができるんです。


凍結前後の見た目の違いが本当にわからず驚きました、でも触ったら確かに凍っているので二度ビックリしました。
オススメの解凍方法はありますか?


自然解凍か流水解凍ですね。ちなみに急速凍結した食品は普通の冷凍食品よりも急速に解凍されます。一般的な冷凍食品に比べて細胞が限りなく破壊されていない状態に戻りますので精肉店としても自信を持ってお届けできます!

冷凍食品というと、ちょっとだけ美味しさが……という気持ちがあるのですが、ハイミートたなかさんの商品は急速冷凍処理をしているから、作り立ての美味しさそのままなのは嬉しいポイントですね!
最後となりますがズバリ、きらめくストアを通じてどんな人に食べてもらいたいですか?

老若男女問わず、日本全国多くの人に北海道室蘭から生まれた美味しいお肉を食べてもらいたいですね。
地域の皆さんに50年近くご愛顧いただいている味をぜひ楽しんでみてください!
