
道北きらめき発掘大使のナナミです。今回は北海道旭川市の洋菓子店「パティスリーアンジュール2018」さんの看板商品「塩チョコクッキー」をご紹介します!
<今回お話を伺った人>

オーナーパティシエ 田中さん
旭川市出身。
甘いものを食べながら読書をするのが至福のひと時。
<きらめくストア スタッフ>

道北きらめき発掘大使ナナミ
チョコレートが大好き。会社の机の引き出しには、こっそりとチョコレートを常備している。

本日はよろしくお願いします!早速ですが、田中さんがパティシエになるまでの歩みを教えてください。

23歳の時、当時勤めていたアパレル関係の仕事の研修でイタリアとフランスに行く機会がありました。その時に見たおしゃれなケーキやパンにとても感動して、「これを仕事にしたい!」とまるで心の鐘が鳴ったように感じました。


お菓子のことを学びたくて、本を読み漁ったり地元の料理教室に通ったりもしましたが、独学には限界があって。夫や両親を説得し、東京の「ル・コルドン・ブルー」という製菓学校に入学したところから、私のパティシエ人生が始まりました。

他にパティシエを目指すにあたって、印象的な出来事はありますか?

今振り返ると、幼い頃からパティシエという職業に憧れていたように思います。幼い頃よく読んでいた「すてきなおかし作り(小学館入門百科シリーズ 今田美奈子著)」は私のルーツですね。本に載っているキラキラしたお菓子たちを眺めては、心を躍らせていました。


東京で修業を積んでいらっしゃったとのことですが、旭川でお店を構えることになったきっかけを教えてください。

地元である旭川であれば、規模は小さくとも地域の方たちに愛されるようなお店が作れると思ったんです。自分が思い描く「ゆったりとしたお店」をイメージした時に、旭川の地がピッタリだと感じました。


看板商品の「塩チョコクッキー」はどのように誕生したのですか?

「塩チョコクッキー」は、もともと修行していた東京都南青山の洋菓子店「ショコラシック」の人気商品でした。ところが、私が独立してまもなくの頃、「ショコラシック」が閉店することになったんです。ちょうど自分の店にも何か看板商品を作れないかと考えており、修行中に実際に作っていた愛着のある「塩チョコクッキー」を受け継がせてもらえないか相談してみたところ、快く了承してくださいました。


南青山で愛された幻の味が北海道旭川で楽しめるわけですね!味わいへのこだわりを教えてください。

「ショコラシック」のレシピを忠実に再現しています。通常より苦めのココアパウダーとややビターなチョコレートを合わせたクッキー生地に、甘さを引き立てるゲランド塩を加えることで、シンプルかつ上品な味わいに仕上げています。サトウキビ100%から作られたフランス産の砂糖「カソナード」を使用しているので、甘さの中にコクを感じていただけると思います。

確かに!甘さ控えめで、一粒、またもう一粒と手が伸びてしまいますね!

普段あまり甘いものを召し上がらない方からも好評をいただいています。また、洋酒を使っていませんので、大人から子供まで幅広い方にお楽しみいただけます。


おすすめの食べ方はありますか?

コーヒーや紅茶にはもちろん、意外にもお酒とのペアリングもおすすめです。ぜひリラックスタイムのお供にしてもらえたらと嬉しいです。


最後に、今後の目標を教えてください。

これからも全国の皆さんに「塩チョコクッキー」を愛していただけるよう、丁寧に作り続けたいと思います。また、「塩チョコクッキー」の他にも、お店では季節の焼き菓子やケーキをご用意しています。お店の扉を開けた瞬間、甘い匂いが漂う別世界に来たようなワクワク感を感じてもらえるような場所でありたいと思います。

本日はありがとうございました!