
今年度から室蘭(西胆振)エリアを担当することとなりました、ユミです。
今回は、北海道白老町にある「しらおい菓子工房まいこ」さんをご紹介します!
「しらおい菓子工房まいこ」さんは、1985年創業の、無添加・手作りにこだわったお菓子を販売しているお菓子工房。特に看板商品のマドレーヌは地元の方々のみならず、北海道物産展でも絶大な人気を誇っています。
本店である「まいこのマドレーヌ」のほか、白老駅から程近くに直営店「MAIKO’S BAKE」を展開されており、観光客にも人気です。
今回は、本店「まいこのマドレーヌ」さんにお邪魔し、お菓子作りのこだわりについて伺いました。


<今回お話を伺った人>

佐藤社長
笑顔が素敵な、株式会社しらおい菓子工房まいこの代表取締役。北海道への愛と情熱に溢れている。
<きらめくストア スタッフ>

ユミ
スイーツには目がない。作るのはプロにお任せで、食べることに全力!

本日は大変お忙しい中、お時間をいただきありがとうございます!
さっそくですが、このお店を始められたきっかけを教えていただけますか?

自閉症の長女が、いちばん安心して過ごせる自宅で家族と共に暮らし、なおかつ社会とつながれる方法って何だろうと考えたのがきっかけです。
長女は食べることが好きだったので、お菓子作りにたどり着き、共に働けるお菓子工房を開いて焼き菓子の販売から始めました。

店名と商品名の「まいこのマドレーヌ」には、どんな思いが込められているのでしょうか?

「まいこ」は長女の名前です。娘のためにはじめたお店なので、“初心忘るべからず”という気持ちを込め、店名や看板商品に名前を付けました。


素敵です!お子さまのために始めたお店が、今ではたくさんの人に喜ばれているのですね。お店の外観も、童話の世界みたいでかわいらしいですね。

実は本店は自宅に続く構造なんです。
創業当初は自宅の8畳間からスタートしましたが、手狭になってきて自宅にキッチンを追加しました。それが今の「まいこのマドレーヌ」の形です。
その後は白老駅前店「MAIKO’S BAKE」をオープンしたり、工場を新設したりと少しずつ規模を広げ現在に至っています。特に工場は、HACCPに則って新設したんですよ。



無知ですみません…HACCPとは一体どんなものですか?

食品の安全性を高めることを目的に、厚生労働省が定めた制度です。2021年からHACCPに基づく衛生管理が義務化されていて、うちの工場ではHACCP認証も取得しているんです。
機械の動作チェックや温度チェックから、使う調理器具や持ち込む道具の管理、清潔室と準清潔室と汚染室それぞれの部屋の出入管理などなど、数え切れないほど厳格に取り組みをしています。専門の講習会に出たり、社内でチームを組んで定期的に会議したり…。

徹底されていますね…!時間も手間もかかると思いますが、それでもこだわる理由を教えてください。

徹底的にこだわることで、安心して商品を提供できるんです。レシピも全部記録しているので、機械の調子が少しでも変だったらすぐに気づける。安定した製造につながっています。 5月にHACCP認証の更新があったのですが、担当の方から“ここまで真面目にやっているところはなかなかない”と褒められました。
従業員も誇りを持って取り組んでくれていて、安心安全にこだわる姿勢が根付いています。


誠実なものづくりの姿勢がとても伝わってきます。では、その工場で作られているマドレーヌとスイートポテトについて、それぞれの特徴や魅力を教えていただけますか?

どちらも“素材の味をそのまま楽しめる”ことが一番の特徴であり魅力です。
すべての原料について企画書を取り寄せるなど徹底的に調べ尽くし、着色料・保存料・膨張剤・乳化剤などの添加物を一切使用していない信頼できる素材を厳選しています。
無添加かつ最良の北海道産素材を使っているので、小さなお子さんからご年配の方まで安心して食べていただけます。
北海道は素材の宝庫で、白老産の卵は本当においしいんですよ!

安心安全にこだわる姿勢が素材からも伺えますね!素材選びのこだわりについてもっと詳しく教えてください!

マドレーヌはあえて上白糖ではなく北海道産のビート糖を使って雑味をなくす工夫をしています。あと、酸化防止剤を含まないオレンジリキュールを探し当てるのは苦労しました…。ようやく見つけ出したのがあそこにあるグランマルニエです。
スイートポテトは、北海道の地域ブランドさつまいも「由栗いも」を農家さんから直接仕入れて使用しています。スイートポテト自体は長年メニューにあったのですが、とにかく北海道産の素材を応援したくて、長年(7~8年くらい)道産さつまいもの使用を検討してきました。昨年からようやく道産由栗いも100%使用が実現したんです。


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スイートポテトは、道産原材料を使って北海道内で製造・加工したことを証明する道産食品登録をされていますよね?

そうなんです。各原料の納品書や請求書をすべて提出してもらって、仕入ルートを確認する必要があったので、申請がものすごく大変でした。
ですが、この道産原料マークがあることで、商談会や物産展などでの反響が本当に大きくなり、さらに注目いただけるようになったのでとても嬉しいですし、やって良かったです!


おいしさの秘訣は素材選びからだったのですね。素材を生かすために、製造方法にもこだわっているのですか?

スイートポテトは、仕入した後すぐに焼き芋にすることで鮮度を保ちます。
すべてを焼き芋にするので、ものすごい量になりますよ!あとは、皮と身の間が一番おいしい部分なので、皮もスイートポテトの底に使ってうまみを余さないようにしています。
生地は裏ごししないで繊維感を残しているので、それも素材の味を感じられる要因かもしれないですね。



作業工程を拝見して、手作業が多く驚きました!しかも皆さんとっても素早いのに綺麗です!てっきりスイートポテトは型に入れて成形しているのかと…。

型は使わず全て職人の手作業で成形しています!
うちはとにかく手作業にこだわっているんですよ。
スイートポテトの生地を練り込むのも、職人が手の感覚で水分量や糖度を見極めながら牛乳や生クリームの量を調整します。それによってぽったりとした食感に仕上がるんです。
マドレーヌも、ベーキングパウダーを使っていないのでどうしてもふくらみが一定にならなかったり、乳化剤を使っていないので生地が分離しやすかったりしますが、職人が手作業で丁寧に力加減を調整してふんわりした食感を作り上げています。私たちは機械では分からない手の感覚は絶対にあると思っています!



スイートポテトのぽったり感やマドレーヌのふわふわ食感がそのように作られていたとは驚きです!
ちなみに、おすすめの食べ方はありますか?

マドレーヌは、少し温めるとバターの香りが広がるんですが、私はたまごの味をしっかり感じられる常温のほうが好みです。
逆にスイートポテトは、2センチくらいに切ってレンジで1分〜1分半温めると、焼きたてのとろとろした食感とバターのコクが引き立つのでとてもおすすめです! 厚めに切るのがポイントです。
焼きたてのスイートポテト、食べてみますか?



先ほどは焼きたてのスイートポテトをいただきありがとうございます!
バターの香りがとても立っているのに、甘さはくどくなくて、ペロッと食べきってしまいました…。
マドレーヌもスイートポテトも、シーンを選ばず味わえる商品だと思いますが、特にどんな方に楽しんでほしいですか?

とことん素材にこだわって誰もが安心・安全に食べられるお菓子を作っているので、お子さまからご年配の方まで世代問わず全ての人に楽しんでもらいたいです。道外在住の方には道産素材のおいしさを知ってもらいたいですし、道民の方にも改めて道産素材の良さを感じていただきたいと思います。


スイートポテトは食物繊維もたっぷりなので、お菓子を食べる罪悪感も少ないのではないでしょうか!


小さなお子さまからご年配の方まで、世代を超えて一緒に楽しめるのも魅力の1つですね!贈り物としても安心して選べるのが嬉しいです。
本日はたくさん教えていただき、ありがとうございました!
最後に、「きらめくストア」のお客さまにメッセージをお願いします。

今は完全に無添加の食品を探す方が難しい時代です。添加物が悪いわけではないですが、無添加の良さは体に良いことだけでなく、“添加物の雑味がない素材そのものの味“を感じられることにあると思います。
マドレーヌやスイートポテトを通して、”素材の味“を楽しんでいただければうれしいです。


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