
道央きらめき発掘大使のミホです。
今回は、北海道南幌町の「株式会社スリービー」さんをご紹介します。
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<今回お話を伺った人>

姉歯さん
株式会社スリービーの営業本部部長。
たもぎ茸の魅力や良さをたくさんの人に知ってほしいと思っている。
<きらめくストア スタッフ>

道央きらめく発掘大使 ミホ
今回たもぎ茸を知った「たもぎ茸初心者」。
研究を続けてきた株式会社スリービーの存在と、たもぎ茸の成分の豊富さに驚き!

本日は、たもぎ茸のことやスリービーさんへの疑問をたくさん聞けたらと思っております!

さっそくですが、なぜ南幌町でたもぎ茸を栽培することになったのでしょうか?

遡ること40年前(1985年)のことなんですけれども、株式会社ヨシナリ食品工業という会社の頃からたもぎ茸を栽培しておりまして、創業者の吉成氏が南幌町でたもぎ茸生産者さんと知り合って、その事業を引き継いだ経緯があります。
当時、吉成氏も「ものづくりをしてみたい」という想いがあり、たもぎ茸に魅力も感じていたことから事業を引き継ぎました。 事業を引き継いだ当時は一般的な「キノコ屋さん」で、作ったキノコを市場や飲食店、スーパーに販売する生業でした。

たもぎ茸を栽培して青果物として販売するのにも課題が多くありまして、というのも、たもぎ茸は成長にバラつきがありいわゆる規格外の製品がたくさん出てきてしまい、売るのが難しかったんです。
そこで開拓した販路が学校給食でした。学校給食向けにたもぎ茸の水煮を当時は缶詰で販売しました。これをきっかけに学校給食を始めとした大量調理をする業務用販路にたもぎ茸の水煮を提供するようになりました。
当時は、キノコのラインナップが少なく、学校給食を始めとした大量調理に向いているキノコというのが、干し椎茸くらいしかなかったんです。そうしたこともあり「たもぎ茸」が受け入れられていきました。
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水煮は昔、缶詰で売られていたんですね!
その水煮で広まった、たもぎ茸の成分について研究をはじめたきっかけを教えてください。

たもぎ茸を栽培して加工品(水煮)にして売るようになったころ、あるパートさんが“もったいない”という気持ちから、たもぎ茸の水煮からでた煮汁を毎日飲んでいたところ「なんだか最近体の調子が良い」という声が出てきたのと、同時にとある大学から「たもぎ茸の成分について注目していて研究させてほしい」というご依頼があり、それをきっかけに2000年頃にたもぎ茸の成分について研究し始めました。

パートさんの“もったいない”から始まったんですね!意外です!
そうして研究が進んだ、たもぎ茸の特徴について教えてください!

たもぎ茸は「見て綺麗、食べて美味しい、健康をサポートしてくれる」というのが特徴です。また、黄色が特徴的で、すごく珍しいです。
ちなみに天然物のたもぎ茸は北海道より北にできます。世界的に見るとノルウェーとかスウェーデンなど少し寒い地域にできます。なので北海道のご当地キノコという見方をしてくれるとうれしいなといつも思ってたりしてます。

また、市場とかの業界の人たちの中では「だしキノコ」と呼ばれたりもしています。

たもぎ茸というのは、どのような味わいの「だし」なのでしょうか?

だしの元であるうま味成分って3種類挙げられるんですけど、イノシン酸とグルタミン酸とグアニル酸という成分で、それぞれ特徴があるんですけど、当社の調べたもので言うと、イノシン酸が他のキノコよりもたもぎ茸は多いんですよ。また、イノシン酸って実は動物由来のうま味成分なんです。 カツオブシなどに多いんですけど、動物由来のうま味成分がたもぎ茸にも多く入っているので、深みのあるだしというか、食べてもおいしい、満足度の高いだしが出るんです。

たもぎ茸の栽培において特に注意していることはありますか?

2点気を付けていることがあります。
1点目は種菌の扱いです。当社の種菌は北海道の林産試験場と共同で品種改良したものを使っております。
品種登録もしていて、この品種に関してはスリービーでしか使うことのできない門外不出の種菌となっております。
他のたもぎ茸よりも見た目、旨味、機能性成分の量や作りやすさ等にこだわって品種改良されております。


2点目は栽培方法です、特にたもぎ茸の特長でもあるきれいな黄色にするのが難しく、光の当て方、湿度、気温等、当社独自のノウハウがあります。
やはり綺麗な見た目、特に美しい黄色を出すことはすごく大切な事と考えています。


スリービーさんでしか扱えない「門外不出の種菌」というのはすごいですね。
ちなみに一日でたもぎ茸をどれくらい収穫されているのでしょうか?

私たちはおよそ一日に800キロから1トンくらいのたもぎ茸の生産をしております。
年間で200トン生産しているので200日程度生産していることになりますね。

そんなにたくさん生産されているんですね!
でも、ECサイトではすぐに売り切れてますよね?

そうなんです。青果物としての出荷はあまりやれていなくて・・・ありがたいことに健康食品のお引き合いが多く、そちらの原料としてほとんど利用しております。


そうなんですね!
ちなみに今回たもぎ茸の水煮をきらめくストアで取り扱いさせていただきますが、おいしい調理法はありますか?

お味噌汁に入れていただいたりとか、お蕎麦、うどんの具として入れていただく、キノコうどんみたいな感じですよね。
ほかにも、個人的に好きな食べ方で言うと、きんぴらみたいな感じの味付けで、きんぴらたもぎ茸というのかな。きんぴらごぼうの代わりにたもぎ茸の水煮を入れる感じです。ごま油でしっかり炒めてもらうと、色も白いので醤油の色がしっかりついておいしいです。
あとはすき焼き煮とか、肉じゃがみたいな煮物に入れていただく形だったりとか、分かりやすいところで言うとカレーやシチュー、ミートソースみたいな洋風の食べ物にもよく合います。

次の質問は個人的に気になったことなんですけど、株式会社スリービーの社名の由来を教えてください。

「BIG BIOTECHNOLOGY BRAIN(ビッグバイオテクノロジーブレイン)」でスリービーになります。
吉成食品工業から2001年にバイゴットという健康食品が発売された時に、創業者の吉成が、食品工業とかそんなんじゃなくて、これからはバイオの時代だと。
なのでこの社名に変更して、健康食品事業をどんどん推し進めていったという背景がある感じです。


最後に、新規のお客さまにお伝えしたいことがありましたら教えていただければと思います。

北海道の南幌町という町はすごく小さな町で、JRの駅もない。人口も8000人そこそこの町で、決して大きくはないんですけれども、パートさんや従業員が丁寧に一生懸命育てているキノコなので味とか美味しさとかには自信があります。
あまり馴染のないキノコだと思いますが、ぜひ召し上がっていただきたいな、チャレンジしていただきたいなと思います。


