
こんにちは!道央南エリア(苫小牧市・日高地方)を担当しているタツヤです。
今回は、苫小牧市の特産品「北寄貝(ほっきがい)」を取り扱っているマルゼン食品さんを訪問しました。
新鮮な北寄貝をお客さまへどのようにお届けしているか、お話を伺いました。


<今回お話を伺った人>

三小田社長
マルゼン食品の代表取締役。国内でも有数の北寄貝取扱量を誇るマルゼン食品の経営者。
<きらめくストア スタッフ>

道央南きらめき発掘大使 タツヤ
週末のご馳走を楽しみに業務に励む30代。海鮮が大好きで、プライベートでも美味しい海鮮を探索している。

本日はよろしくお願いします!
早速ですが、こちらの商品の販売に至ったきっかけを教えてください!

きっかけとは少し違うかもしれませんが、水揚げされたばかりの新鮮な北寄貝は本当に美味しいんです。しかし、全国どこでも味わえるわけではありませんし、北寄貝は生のまま冷凍するのには適していない食材です。
そこで、少しでも多くの方にこの美味しさを届けたいという思いから、湯引きという方法を選びました。湯引きをすることで、北寄貝の新鮮さと旨味をしっかり閉じ込めることができ、全国の皆さまにお届けできるようになりました。

私も本商品をいただきましたが、冷凍したものとは思えないほどプリプリの北寄貝でとても美味しかったです。続いて、そんな北寄貝の魅力について教えてください!

まず注目すべきは、北寄貝の豊富な栄養素です。タウリンやアミノ酸を多く含み、肝機能の改善や疲労回復、コレステロールの低下などが期待されます。
そして、何といってもその味。身は肉厚でとろけるような甘みがあり、ひもはコリコリとした食感で、あっさりとした味わいが特徴です。
「食べたことがない」という方も少なくありませんが、一度味わえば、北寄貝の魅力をきっと感じていただけるはずです。

私も苫小牧に引っ越してくるまであまり北寄貝に馴染みが無かったのですが、今は大好物で、お刺身でも炒めても美味しい北寄貝が大好きです。
マルゼン食品さんの北寄貝は、どのように調理するとさらに美味しくいただけるのでしょうか?おすすめの食べ方をぜひ教えていただきたいです。

まず、解凍方法についてですが、氷温解凍または流水解凍をおすすめしています。
この方法で解凍することで、北寄貝の旨みを損なわず、新鮮な状態でお召し上がりいただけます。
食べ方についてですが、私たちの北寄貝は、鮮度の良い状態で加工・冷凍しているため、まずはお刺身で味わっていただくのがおすすめです。カレーや天ぷらにしても美味しいですが、特におすすめの食べ方はバター焼きです。
仕上げにしょうゆや胡椒を少し加えると、香ばしさと旨みがさらに引き立ちます。



北寄貝のバター焼き、想像しただけでたまりませんね!
「新鮮なまま加工してお届けしている」とおっしゃっていましたが、そこにはどんなこだわりがあるのでしょうか?

当社では、北寄貝の品質管理にこだわっています。
リアルタイムで水質を監視できるシステムを導入しており、畜養水槽に異常が発生した際には即座に警報が鳴ります。これにより、水質の悪化を未然に防ぐことができ、安定した環境で北寄貝を育てることが可能になりました。無人の状態でもモバイル端末に通知が届くため、迅速な対応が可能です。
さらに、剥き身にする工程では、従業員が熟練の技術で手早く処理を行い、鮮度が落ちないよう細心の注意を払っています。
こうした管理体制と技術力により、北寄貝を新鮮なまま、全国へお届けしています。

なるほど、北寄貝の鮮度を保つためには、そこまで徹底した管理が必要なんですね。リアルタイムで水質を監視できるとは驚きです。無人でも対応できる仕組みがあるというのは、まさに現代的な畜養の形ですね。



北寄貝は生き物なので、すべてを完璧に管理するのは難しいものです。
それでも、私たちが導入した水質管理システムのおかげで、鮮度を保ったまま、日持ちのする商品を全国にお届けできるようになりました。
北寄貝の斃死(へいし)率も減り、より安定した品質でお届けできています。
「新鮮な北寄貝を、鮮度良く提供したい」――そんな思いで、私たちは毎日、少しでも良いものを食卓へ届けられるよう努力を続けています。

鮮度にこだわる姿勢が、商品の美味しさにつながっているのですね。最後に、皆様に伝えたいことはありますか?


北寄貝の美味しさを、もっと多くの方に知っていただきたいですね。
北寄貝は、ホタテと比べると水揚げ量が約100分の1と非常に少なく、食べたことのない方も多いと思いますが、食感や甘さなど、一度味わっていただければきっと気に入っていただけるはずです。
当社の商品は、北寄貝の「本当の美味しさ」をしっかりと引き出しており、自信を持っておすすめできる味です。
ぜひ、北寄貝の魅力を、当社の商品でご体感ください。

本日は、お話をお聞かせいただき、ありがとうございました!


