
シュウ
北海道の北部、森林に囲まれた小さな町 下川町。この町に移住されたお二人が始めた小さな醸造所「しもかわ森のブルワリー」をご紹介します!
この醸造所では、地域の素材を活用したユニークなクラフトビールを作りながら、町のひとたちが集まるビアスタンドも運営しています。
<今回お話を伺った人>

しもかわ森のブルワリー 中村隆史さん 中村紀久美さん
札幌市出身。下川町に移住し、醸造所兼ビアスタンドを始める
<きらめくストア スタッフ>

シュウ
お酒大好き。お酒の量を減らすために、一杯でも楽しめる個性的なビールを探し、クラフトビールに出会うが沼にハマり、結局お酒の量は増えている。
「最初は農業をやりたかったんです」

シュウ
まず、ブルワリーを始めたきっかけを教えてください。

お二人
札幌出身で、札幌で半導体系のSEとして働いていました。
実はずっと「農業をやりたい」という気持ちがあって、北海道内のいろいろな地域をまわって就農相談をしていたんです。

シュウ
そこから、なぜ下川町に?

お二人
下川町でも就農相談をしていて、受け入れにも前向きな町でした。
ただ、初期投資や年齢のことなど現実的に考えると「今から農業は難しいかもしれない」と思うようになって。
それで、別のかたちで地域に関わる道を探していたところ、「起業型の地域おこし協力隊」に出会ったんです。町の伴走支援も手厚くて、挑戦しやすい環境でした。
「ビールづくりは“地域と一緒にできるもの”だった」

シュウ
農業から、どうしてビールづくりになったのでしょう?
お二人
最初は「農業しながらお酒も作れたらいいな」という軽い考えだったんです。でも農業が難しそうだとわかり、ビールに方向転換しました。
クラフトビールって、地域の素材を使えて、人のつながりも生まれて、町と一緒に育てていける。そこにすごく魅力を感じました。

シュウ
醸造はどこで学んだのですか?

お二人
いくつか候補があった中で札幌の「澄川ブルワリー」さんに相談しました。研修もさせてもらって、小規模でできる“岩見式醸造”を学びました。


「物件がなくて…たどり着いたのは“元スナック”」

シュウ
ブルワリーを作る場所探しはどうでしたか?

お二人
これが一番大変でした。下川町は意外と空き物件がなくて…。
飲食店と醸造所を併設したかったので、条件に合う場所がなかなか見つからず。最終的に見つけたのが、なんと元スナック(笑)。カラオケのできるVIPルーム付きでした。

シュウ
そこを醸造所に?

お二人
はい、思い切って改装しました。下川町は林業の町なので、店内には町の木をふんだんに使っています。
床材はトドマツ、カウンターはミズナラ、テーブルも町内の木。壁塗りは地域の有志の方が手伝ってくれて、本当に“みんなで作った店”になりました。
「森と星をイメージして。クラフトビールらしくないデザインを」

シュウ
ロゴやラベルも素敵ですよね。

お二人
ありがとうございます。もともと下川町に住んでいたデザイナーさんにお願いしました。
私たちが“星が好き”だったことと、下川の森をモチーフに、あえてクラフトビールっぽさを抑えたシンプルなデザインに。贈り物としても喜ばれますし、女性からの人気も高いんです。
「下川町のトドマツを必ず入れる。それが私たちらしさ」

シュウ
ビールのこだわりを教えてください。

お二人
すべてのビールに下川町産のトドマツを使っています。ほのかに森の香りがして、やさしい飲み心地になるんです。

シュウ
種類もたくさんありますね

お二人
はい。初心者の方には飲みやすい ヴァイツェン、クラフトビール好きには ペールエール、すっきりしたい方には
ピルスナーと、それぞれ違いが分かるように作っています。クラフトビール初心者にも「飲みやすい!」と言っていただけることが多いですね。
「1仕込み150L。小さいからこそできることがある」

シュウ
ナノブルワリーならではの特徴はありますか?

お二人
1仕込み150リットル、336本という本当に小さな規模なんです。だからこそ細かい調整ができますし、地域の仲間と一緒に“つくる楽しさ”を共有できる。OEMもできるので、イベントや仲間同士のオリジナルビールづくりも歓迎しています。

シュウ
最後に、これからのことを教えてください。

お二人
今後も、下川町の素材をもっと使っていきたいですし、地域の人たちと一緒に楽しめるブルワリーでありたいと思っています。小さな町の小さなブルワリーですが、この場所だからできるビールを、少しずつお届けしていきたいです。
※こちらの商品はお酒です。20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。
※飲酒運転は悪質な犯罪です。絶対におやめください

